あらすじ

三木知世は、転勤で小学３年のミチルのクラスを担当する。家では少し話せるのに学校では話せない、一人でトイレにいけない、一人で給食を食べられないなど、「場面緘黙症」のミチルに、知世は共感と愛情をもって接する。また　同じクラスに、家庭の事情から問題行動の多い純平がいる。教室に飛び込んで来た青いインコを巡ってミチルと純平は幼い友情を芽生えさせるが、ある日インコが逃げ出してしまった・・・・・。様々な問題に奔走し続ける知世。　彼女は子どもたちの〈涙〉を〈希望〉に変えることができるだろうか。京都、南山城村在住の柴垣文子さんの同名小説が原作。子どもたちの生きる力を信じ、未来へ向かって心をつむぐ物語。