ぼけますから、よろしくお願いします。
カメラを向けて、初めて気づいた。両親がお互いを思い合っているということ。
あらすじ
高齢の父母と離れて東京で暮らす「私」は、ドキュメンタリー制作に携わるテレビディレクター。両親の記録を撮り始めたが、そのうち母の認知症に気づく。父は95歳で初めて家事をし母を介護する。仕事を捨て実家に帰る決心がつかず揺れる「私」に父は言う。「(介護は)わしがやる。あんたはあんたの仕事をせい」。 娘である「私」の視点から、認知症の患者を抱えた家族の内側を丹念に描いたドキュメンタリー。