豆腐は、なんだか人生に似ている・・

あらすじ

尾道の町の一角に店を構える高野豆腐店。職人気質で愚直な父・高野辰雄と、明るく気立てのいい娘・春。毎日、陽が昇る前に工場に入り、こだわりの大豆で豆腐を作っていく父と娘。商店街の仲間たちとの和やかな時間。そんな日常を生きる親娘にそれぞれの新しい出会いが訪れる――。
柔らかくて、甘くて、でもちょっと苦みもある。豆腐は、なんだか人生に似ている・・。“変わらないもの”と“変わっていくもの”を丁寧に描き、この時代を懸命に生きる人々に一筋のひかりを届けます。